行田総合病院｜院内探検Q 薬剤課

行田総合病院の広報誌「そうこう」より『院内探検教えてQ』の記事をご紹介いたします。今回は病棟薬剤師についてです。

◇薬剤課のお仕事
薬剤課の仕事は、製剤業務と臨床薬剤業務の２つに分類できます。
製剤業務は、医師の書いた処方箋に従ってお薬を調合したり、注射や点滴を用意したり、必要に応じておくすりを配合したり、主に薬局内で行う仕事です。一方、臨床薬剤業務は、主に病棟で行い仕事で、医師の同意に基づいて、患者様へ服薬指導や服薬支援をしたり、また、適切な薬物治療を行うために必要な薬学的な管理を実施しています。

◇持参薬の確認
入院時に患者様がお持ちになった薬を有効活用するために、面談して確認させていただきます。おくすり手帳も一緒にご持参ください。

◇服薬指導
患者様へ薬について説明します。新たに開始される薬の必要性や飲み方・効果だけではなく、使用上の注意や副作用対策についてなど、患者様が安心して薬を使って頂けるよう、一人一人に合わせて対応しています。
また、症状などをチェックし、薬の効果を確認します。
退院後、自宅療養になってからの注意点の指導や保険薬局への情報提供なども行います。

◇薬物治療モニタリング
薬物治療モニタリングは、おくすりの効果や副作用に関わる項目を日々モニターする仕事で、安全で効果的な薬物療法を提供するための取り組みです。薬剤師がモニタリングする項目は、薬の血中濃度だけでなく、降圧剤であれば血圧、血糖降下薬であれば血糖、腎機能障害に注意すべき薬であれば血清クレアチニン値、栄養療法であれば皮下脂肪厚、鎮痛薬であればペインスケール等様々なものがあります。

病棟薬剤師は、患者様の訴えを聞き、症状を確かめ、副作用の徴候を探り、薬のメリットを最大限に活かせるように、日々取り組んでいます。お気軽にお声掛けください。

社会医療法人 壮幸会行田総合病院
〒361-0056　埼玉県行田市持田376番地
☆外来は、行田総合病院付属行田クリニックにて受け付けております☆