睡眠時無呼吸症候群を侮らないでください。

睡眠時無呼吸症とは、睡眠時に呼吸停止または低呼吸になる病気のことを言います。寝ている間に喉がふさがれ、呼吸が妨げられて起こります。主にいびきや昼間の眠気、熟睡感がない、起床時の頭痛などの症状があります。

睡眠不足が体に悪いというのは、皆さんご存じのとおりです。近年の研究で、満足な睡眠ができないと、健康に被害を及ぼすことがわかってきています。あなたの睡眠は大丈夫ですか?下記のような症状は、睡眠障害のサインかもしれません。

 ・耐え難い、日中の眠気
 ・朝起きても、すっきりしない
 ・いびきが、ひどい
 ・いびきが、ときどき止まる
 ・夜間、何回もトイレに行きたくなる
 ・高血圧と言われた
 ・不整脈と言われた

これらの原因は、眠っている間の呼吸停止にあるかもしれません。埼玉県行田市にある行田総合病院では、呼吸器内科の医師を中心に、各種技師が協力して「睡眠時無呼吸症候群」の治療にあたっています。


◇どんな人がなりやすい?
 ⇒肥満(時に痩せている人も)
 ⇒首が短く太い
 ⇒あごが小さい
 ⇒舌や軟口蓋、扁桃腺が肥大している
 ⇒高血圧、糖尿病等、生活習慣病がある。  ・・・などが代表です。

◇放置するとどうなる?
脳血管障害や心筋梗塞には4倍、高血圧なら2倍、更に糖尿病にもかかりやすくなります。また、日中の眠気から、交通事故を起こす確率が7倍にものぼるとされています。このように、「睡眠時無呼吸症候群」を放置すると、さまざまな重病を合併し、8年後の生存率が半分にまで下がるとも言われています。しかし、治療方法が確立されており、正しい治療を受ければ問題なく日常生活を送れるようになります。

少しでも症状が当てはまる方は、きちんと治療を受けて、生活の質を取り戻しましょう。