ロコモティブ症候群

ロコモティブ症候群(運動器症候群)とは、骨や関節、筋肉、動きの信号を伝える神経などが衰えて「立つ」「歩く」といった動作が困難になり、要介護や寝たきりになってしまうこと、または、そのリスクが高い状態のことです。原因としては運動不足や姿勢不良などが挙げられます。ロコモティブ症候群になると、体のバランスが崩れ、筋力が落ちるので、骨折をしやすくなります。大切なのは下半身の筋力です。次に紹介する「ロコトレ」を行って、ロコモティブ症候群の予防をしてください。

◇スクワット
 深呼吸をするペースで5〜6回繰り返します。1日3回以上行いましょう。
 太ももの前後の筋肉、おしり周辺の筋肉に力を入れることを意識してください。

 ①足をかかとから30度くらい外に開きます。 

 ②椅子に座る要領でおしりをゆっくり降ろします。
  膝の曲りは90度を超えないようにします。

 ※安全のために、椅子やソファの前で行いましょう。
 ※支えが必要な人は、机に手をついて行いましょう。


◇開眼片足立ち
 左右1分間ずつ、1日3回行いましょう。
 踏ん張って片脚でバランスを取ることを意識しましょう。

 ①手すりや椅子などにつかまり、足を肩幅程度に開きます。

 ②床につかない程度に片足を1分間上げて、バランスを取ってみましょう。
  1分たったら、逆の足を上げてみましょう。

  ※転倒しないよう、必ずつかまるものがある場所で行いましょう。
  ※支えが必要な人は、両手をテーブルについて行いましょう。

他にも、ウォーキング・ストレッチ・ラジオ体操など、いろいろな運動を積極的に行いましょう。

社会医療法人壮幸会 行田総合病院
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※外来は、行田総合病院付属行田クリニックにて受け付けております。